エビングハウスの忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線は、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した、人間の記憶の忘れ方を示す曲線です。時間経過とともに記憶がどのように失われるかを研究しました。


忘却曲線の特徴

短時間で急激に記憶が失われる

学習後、時間が経つにつれて記憶は急速に減少します。特に学習直後の1時間以内に大きく忘れ、24時間後には約70%を忘れるとされています。

その後の忘却は緩やかになる

一度急激に忘れた後は、忘却の速度が鈍化し、徐々に忘れていく形になります。


忘却曲線の具体的な数値

エビングハウスの実験では、以下のように時間経過とともに記憶が失われていくと示されました。

1. 20分後 **42%**を忘れる(記憶保持率は約58%

2. 1時間後 **56%**を忘れる(記憶保持率は約44%

3. 1日後 **67%**を忘れる(記憶保持率は約33%

4. 1週間後 **75%**を忘れる(記憶保持率は約25%

5. 1か月後 **79%**を忘れる(記憶保持率は約21%



忘却曲線の重要性

この研究から、効率的な記憶定着のためには、繰り返し復習することが重要だとわかります。適切な間隔で復習を行うと、記憶が強化され、忘却の速度を遅らせることができます。

たとえば、以下のような間隔での復習が推奨されます:

学習直後

• 1日後

• 1週間後

• 1か月後

エビングハウスの忘却曲線は、学習や教育の分野でよく引用され、効果的な復習方法を考える基礎となっています。